沖縄県庁横を歩いていて偶然に見つけた豆腐よう専門店の「龍の蔵」。ここには沖縄県金武町の産物だけで作り上げた特別な「豆腐よう」があった。しかも、鍾乳洞の中で1年2ヶ月熟成させているというから、驚きだ。もちろん味も絶品。「龍の蔵」と「金武酒造」は親戚関係にあるため、美味しい泡盛と貯蔵方法をシェアできているのも素晴らしい。
東洋のチーズという呼び名をもつ豆腐ようの正体とは?
そもそも「豆腐よう」とはなんなのか?交易で栄えた琉球王朝時代、明から伝わったとされる「豆腐よう」。赤く四角のサイコロのような「豆腐よう」は、島豆腐を米麹、紅麹、泡盛を使って発酵させたもので、「東洋のチーズ」とも呼ばれていたそうだ。
泡盛を使って発酵させているため、泡盛との相性はバツグン。爪楊枝を使い、ほんの少しずつ口に運び泡盛をゴクリ。そしてまた豆腐ようを口に運び泡盛を飲む。これは永遠のループになる可能性あり。
金武町の鍾乳洞で熟成される、豆腐ようと泡盛
沖縄本島北部の金武町(きんちょう)にある鍾乳洞。今回ご紹介する豆腐ようを生産、販売するインターリンク沖縄は、金武酒造と親戚関係にあり、鍾乳洞の中で、その原料にもなる金武酒造泡盛と豆腐ようを貯蔵して熟成させている。
親戚関係にある金武酒造の『龍(たつ)』。この泡盛が豆腐ように使われているんだもの、美味しくないわけがない。ちなみに銘柄「龍」の由来は、創業者の先々代と先代が「辰年」生まれにちなんで名づけられたそうだ。「龍」は口当たりがよく、ロックで飲むのがおすすめ。
「豆腐ようモダンは」パスタに絡めるのがおススメ
豆腐ようをペースト状にしたソース「豆腐ようモダン」。酒の肴はもちろん、そのままご飯の上にのせて食べてもよし、パスタと和えてもよし、色々な使い方ができる。バーニャカウダもおススメ。HPには調理例の詳細もあり。
絡めただけでこのクオリティ。やわらかい塩味の中にほど良い甘さもあり、泡盛の香りもふんわり香る素晴らしいパスタ。このパスタは「龍の蔵」の姉妹店で、金武町にある「カフェレストラン長楽」で食べる事ができる。
金武町を訪れた時には、金武酒造で泡盛を購入し、カフェレストラン長楽でパスタを食べてみて欲しい。田芋料理もおススメだ。オンラインショップでは全国発送も可能。
那覇空港連結ターミナルに新店ができました。
豆腐よう専門店「龍の蔵」県庁前店
098-861-6331